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株式会社ソフィス - ソフトウェアの設計・教育・実装

プログラマーの朝礼

1月の理(ことわり) 【 たった一歩、されど一歩 】

株式会社 ソフィス 株式会社 ソフィス (2022年1月6日 10:29)

たった一歩いっぽ、されど一歩いっぽ
Even the smallest of steps makes progress.

 新年明けましておめでとうございます。今年の初詣は近くの養父神社へ参拝してきました。早くコロナ禍が明け、普通の生活が出来るようになれば良いですね。

 表題の理は、浄土宗カレンダーからの出典です。そのままの意味ですが、少しだけソフトウェア開発的講釈をして見ます。今年もコロナ禍です。このような状況ではなかなか思うように営業も出来ませんが、あれこれ考えず、とにかく思った方向へ、一歩前へ進んで見ようと思います。一歩進むだけで見えて来る事があります。年の初めの第一歩。恐れず、慌てず、そして確実に。

 数値計算の鉄則にこんなのがあります:

  • 「たった一回だけの計算なんて」

確か、伊理正夫先生の言葉だったと思います(出典は「数値計算の常識」だったかな)。たった一回だけの計算では、結果の正しさについてほとんど何も分からないという意味です。計算方法を変えて2回以上計算する事の重要性を説いた言葉です。数値計算には、実験的な側面があり、必ず他の方法を用いて「裏」を取る必要があるのです。

 目標に向かって一歩踏み出す事は、次の方向を探る上で大変重要です(数値計算的には極値探索と同じ理屈ですね)。走っている最中は、「一歩の積み重ねが目標を達成する」と言う事実を見失いがちです。今年の第一歩を踏み出す前に、「たった一歩」の重要性を再認識して置きましょう。