株式会社ソフィス

株式会社ソフィス - ソフトウェアの設計・教育・実装

プログラマーの朝礼

7月の理(ことわり) 【 鋭気を避けて 惰気を打つ】

株式会社 ソフィス 株式会社 ソフィス (2021年7月5日 14:21)

鋭気えいきけて 惰気だき
Avoid an army when its spirit is keen, but attack it when it is sluggish.

 梅雨に入り、雨の日が続き、連日の蒸し暑さですが、皆様方に於かれましてはいかがお過ごしでしょうか。昨日7/2夜にドイツのボート代表チームが東京五輪の事前合宿先である城崎に到着し、この豊岡にもオリンピックの足音が聞こえて来ています。

 表題の言葉は、孫子「軍争篇」の一節から拝借しました:

この故に朝の気は鋭(えい)、昼の気は堕(だ)、暮れの気は帰(き)。 故に善く兵を用うる者は、その鋭気を避けてその惰気を打つ。 これ気を治むるものなり。

 解釈するに ・・・。兵士の朝の士気は旺盛だが、午後は気力が鈍り、夜になると疲れ帰る事ばかり考えるようになる。従って、戦上手は、敵が到着したばかりで士気が充実している間は戦いを避け、時が経ち敵が疲れるのを待ってこれを討つ。この戦術は兵士の士気の変化を利用したものである。 ・・・ となります。

 プログラマーは兎角、朝に弱く夜に強い傾向があります。かくいう私もその一人でした。上の一節を「人の気の変化を上手に利用せよ」と考えると、「気力が充実している朝にこそ仕事せよ!」とも言えます。私は、特に夏のこの季節になると、自戒の念を込め、ふと上の一節を口ずさむ事があります・・・「鋭気を避けて惰気を討つ」と。朝早くに目覚め、涼しいうちから仕事を始めると1日が大変充実しています。しかも、光熱費も節約でき大変「エコ」です。

 昔、新卒の私が兵庫県西宮市に住んでいた頃、通勤途中の阪急電車の中で、偶然知り合いになった大学の生物学の教授に言われたことがあります。

「夏、暑さに負けず、がんばる人は成長する」

今年も猛暑になりそうです。とりあえず、コロナ禍の運動不足を解消する為に、早朝の散歩を再開したいと思っています。今年の夏も早起きして頑張りましょう!