株式会社ソフィス

株式会社ソフィス - ソフトウェアの設計・教育・実装

本当に必要なものは何ですか?
本当に必要としているものは、当人にもよく分からないのかもしれません。
「株式会社ソフィス」は本当に必要なものを一緒に見つけ、
本当に必要なものを創る「ソフトウェア設計事務所」です。
               
       

プログラマーの朝礼

10月の理(ことわり) 【桐一葉落ちて天下の秋を知る】

株式会社 ソフィス (2021年10月20日 9:02)

桐一葉きりひとはちて 天下てんかあき
少しの変化から世の移り変わりの兆しを読み取る事の喩え。

 朝夕の寒さが身に感じる季節になりました。朝夕の散歩をしていると、銀杏や栃の実が落ちているのに気づきます。ついこの間まで夏だったのに。

 「桐」は、他の木よりも早く葉を落とす落葉樹で、秋の始めに葉が落ちます。そんな事から、小さな出来事で大きな状況の変化を知るたとえに良く使われます。それが今月のことわりの由来です。

桐一葉落ちて天下の秋を知る

この句は中国の前漢時代の古典、 『淮南子(えなんじ)』が出典です。「桐」は豊臣家の家紋で、 豊臣秀頼の側近、片桐勝元が豊臣家滅亡を予感してこの句を詠ったとされています。そして、この詩を坪内逍遥が戯曲「桐一葉」としてまとめ豊臣家の衰亡の前夜を描きました。

 ふとした事で秋を感じる瞬間があります。

  • 道端に落ちた銀杏の実を踏んだ瞬間
  • 散歩中の金木犀(キンモクセイ)の匂い
  • 自家製の無花果(イチジク)ジャムの素朴な味
  • ファインダーから見た紅葉の赤
  • 庭先で聞く柿の落ちる音

秋は五感の全てで感じる事のできる季節です。最近、仕事に追われ「社事社報」も滞りがちですが、季節を感じる心の余裕はどこかに持っていたいと思っています。 ・・・ どうにか今月は月初めに「今月の理(ことわり)」が間に合いました。

9月の理(ことわり) 【実を見て木を知れ】

株式会社 ソフィス (2021年9月6日 12:36)


The tree is known by the fruit
(実を見てから木の質を判断せよ:結果を見ないうちに物事判断しない方が良い事の喩え)

 今年の米の作況指数は、全国的に見て「平年並み」か「やや良」だそうです。右の写真は、数年前の我が家に稲刈りの写真です。(今ではもう稲作を止めており、懐かしい写真です)

 さて、全国的に見て作況が「平年並み」だからと言って、実際に収穫して見ないとそれは分かりません。稲刈り直前に「多分、今年は平年並みだ」と言っても大した意味はありません。後数時間すれば、答えが出るのです。待てない時間ではありません。

 待てないわけでないのに、結果や事実を見ないで物事を判断しようとする人がいます。そうゆう傾向の人は、論理的な人ほど多いいように思えます。「多分・・・だ」「恐らく・・・だ」「一般的には・・・だ」と自己の範疇のみで物事を推測し判断する人。あなたの周りにもいますよね。斯く言う私もその1人ですが・・・。恐らくその人は、自分で結論付ける事によってひと時の心の平静を得ているのでしょう。

 特に、「一般的には・・・だ」と言う言葉は、私の一番嫌いな言葉です。個々の問題を判断するのに「一般」とか「普通」とか「平均」とかは意味がありません。それは、確率論だからです。きちんと問題にするには、「Aの場合はこうで、Bの場合はこうだ」と大よそのケースを挙げ、それについてのそれぞれを推測すべきです。単に「一般的には・・・だ」とか「普通は・・だ」だけで片付けるのは余りに無理があると思います。

 いずれにしても、結果を待てるなら、結果を見てから判断するのが一番です。でも、言いたくなるのですよね。「普通は・・・だ」と。これは「思考の老化現象」です。面倒でもきちんと議論しましょう。エンジニアなら特に ・・・ 私も気を付けます。

8月の理(ことわり) 【人間到る処青山あり】

株式会社 ソフィス (2021年8月3日 10:01)

人間じんかんいたところ青山せいざんあり
To a brave man every sail forms his country.
(勇敢な人は航海ごとに故郷ができる)

 東京オリンピックが始まり、連日の日本人のメダル獲得に一喜一憂している今日この頃ですが、皆様方に於かれましては如何お過ごしでしょうか。謹んで暑中お見舞いを申し上げます。今年はコロナ渦で夏休みの帰省を自粛される方も多いと思いますが、今月の「理」は帰省ネタです。「帰省」という言葉に皆さんはどんな思いをお持ちでしょうか?

 8月は盆月。盆と正月は日本のニ大民俗行事です。年(とし)は365日(閏は366日) で繰り返し、年の始まりは「正月」、折り返し地点に「盆」があります。「正月」は、年の初めということもあり「希望」という言葉が似合います。一方、「盆」はというと、「感謝」という言葉がピッタリではないでしょうか。「盆」には、一家一族で先祖の霊を迎え、先祖に感謝するとともに、皆の健康と幸福を願うのが習慣になっています。

 盆、正月ともなれば毎年のように「帰省ラッシュ」という話題がニュースを賑わせます。私も、19歳で上京した後、20年間、盆・正月には必ず帰省していた口です。その時、思い出していたのが、表題のことわざです:

人間到る処青山あり (じんかん いたる ところ せいざん あり)

「人間」とは「じんかん」と読み、人の暮らす世界(世間)を、「青山」とは人が骨を埋める場所のことを意味しています。このことわざは、幕末に生きた尊王譲位派の僧「月性(げっしょう)」が書いた漢詩「将東遊題壁」(まさに とうゆうせんとして へきにだいす)からの一節です。この詩は、田中角栄が好んだことでも知られています。

男児立志出郷関  だんじ こころざしをたてて きょうかんをいづ
学若無成不復還  がく もしなるなくんば またかえらず
埋骨豈惟墳墓地  ほねをうずむる あに ただに ふんぼのち のみならんや
人間到処有青山  じんかん いたるところ せいざんあり

男子が志を立てて郷里を出たならば、
学問が成就しないうちは、絶対にもどってくることはない。
骨を埋めるのは、ただ祖先の墳墓のある故郷だけだろうか。
世の中には、いたるところに青々とした墓地に適当な山がある。

帰省で故郷に戻ってくる人達の中には、志を持ち、故郷以外の場所を青山と決めている人も少なくないでしょう。そして(かつての私のように)、いつの日か故郷に帰って来ることを希望している人もいるでしょう。「盆」という民俗行事は、故郷への思い、そして祖先への感謝の気持ちを、これからもずっと、日本人に伝え続けてくれる事でしょう ・・・ そう願いたいものです。

7月の理(ことわり) 【 鋭気を避けて 惰気を打つ】

株式会社 ソフィス (2021年7月5日 14:21)

鋭気えいきけて 惰気だき
Avoid an army when its spirit is keen, but attack it when it is sluggish.

 梅雨に入り、雨の日が続き、連日の蒸し暑さですが、皆様方に於かれましてはいかがお過ごしでしょうか。昨日7/2夜にドイツのボート代表チームが東京五輪の事前合宿先である城崎に到着し、この豊岡にもオリンピックの足音が聞こえて来ています。

 表題の言葉は、孫子「軍争篇」の一節から拝借しました:

この故に朝の気は鋭(えい)、昼の気は堕(だ)、暮れの気は帰(き)。 故に善く兵を用うる者は、その鋭気を避けてその惰気を打つ。 これ気を治むるものなり。

 解釈するに ・・・。兵士の朝の士気は旺盛だが、午後は気力が鈍り、夜になると疲れ帰る事ばかり考えるようになる。従って、戦上手は、敵が到着したばかりで士気が充実している間は戦いを避け、時が経ち敵が疲れるのを待ってこれを討つ。この戦術は兵士の士気の変化を利用したものである。 ・・・ となります。

 プログラマーは兎角、朝に弱く夜に強い傾向があります。かくいう私もその一人でした。上の一節を「人の気の変化を上手に利用せよ」と考えると、「気力が充実している朝にこそ仕事せよ!」とも言えます。私は、特に夏のこの季節になると、自戒の念を込め、ふと上の一節を口ずさむ事があります・・・「鋭気を避けて惰気を討つ」と。朝早くに目覚め、涼しいうちから仕事を始めると1日が大変充実しています。しかも、光熱費も節約でき大変「エコ」です。

 昔、新卒の私が兵庫県西宮市に住んでいた頃、通勤途中の阪急電車の中で、偶然知り合いになった大学の生物学の教授に言われたことがあります。

「夏、暑さに負けず、がんばる人は成長する」

今年も猛暑になりそうです。とりあえず、コロナ禍の運動不足を解消する為に、早朝の散歩を再開したいと思っています。今年の夏も早起きして頑張りましょう!

6月の理(ことわり) 【 雨もよし 晴れもよし】

株式会社 ソフィス (2021年6月1日 10:26)

あめもよし れもよし
Rain or shine, all is fine.

 少し前の話になりますが、近くの隆国寺に行きました。このお寺は、通称「ぼたん寺」と呼ばれ、境内には沢山の牡丹が植えられており、この季節は観光客でにぎわっています。

牡丹は富貴(ふうき:金持ちで、かつ地位や身分が高いこと)、瑞祥(ずいしょう:めでたいことが起こるという前兆)を表す花と言われています。また、牡丹は、芍薬や百合と並び称され

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

という言葉もあり、中国では国花ともなっています。 その時は、あいにくの雨でしたが、牡丹のもつ底抜けの華やかさの前には、雨などなんのそので、その美しさは大変私の目を楽しませてくれました。将に、

「雨もよし 晴れもよし」

です。

 これから季節は梅雨に向かいます。雨が降り、じめじめした季節を、快く思っていない人は多いはずです。しかし、稲作農家にとって、梅雨はなくてはならないものです。稲は、梅雨の雨と、夏の日照りをしっかり受けてこそ立派に育ちます。稲作農家にとっては将に「雨もよし 晴れもよし」なのです。

 これらの例のように、「雨もよし 晴れもよし」は、物事の持つ2面性を共に肯定する場合に使います。最近、「雨もよし 晴れもよし」に習って、以下の標語を作りました:

「暇(ひま)もよし 多事(たじ)もよし」

商売をやっていて、勿論、多事(仕事や用事が忙しい事)は、大歓迎です。でも、暇な時もあります。暇な時、何をするか?それが問題です。理想的には資産作りだと思います。経費として消えてゆく余剰の人件費をいかに資産に転換するか。資産にできれば後で現金化できます。(皮下脂肪と同じ理屈 ? かな ?)

 物事には必ず2面あります。いい事もあれば悪い事もあります。いい時もあれば悪い時もあります。不利な局面を逆手にとって有利な局面に変える戦術は「迂直の計(うちょくのけい)」と呼ばれ、孫子兵法の奥義です。物事の二面性が自然の節理である事を理解し、よい時に悪い時の備えをしておくのです。

いつ暇になっても良いように、常日頃からバックログを管理し、手すきがあったら、その空間にぴったりはまるバックログを探し出して、その解決に注力する。これが理想です。些細な業務改善からソフトウェアの自社開発に至るまで、いろいろなバックログを用意しておけば、言えるはずです — 「暇もよし 多事もよし」と。

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